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17.肺炎と肺炎球菌ワクチン |
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A.肺炎 |
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肺に炎症が生じ、肺胞に膿や液体がたまることで呼吸機能が低下する疾患。
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| 原因 |
内容 |
| 細菌性肺炎 |
最も一般的。肺炎球菌が代表的な原因菌 |
| ウイルス性肺炎 |
インフルエンザ、RSウイルス、新型コロナなど。 |
| 真菌性肺炎 |
免疫低下者に多い。カンジダやアスペルギルスなど。 |
| 誤嚥性肺炎 |
高齢者に多く、食べ物や唾液が誤って気管に入って発症。 |
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肺に炎症が生じ、肺胞に膿や液体がたまることで呼吸機能が低下する疾患。
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B.肺炎球菌ワクチン |
● 肺炎球菌とは |
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肺炎の最も一般的な原因菌である「肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)」は、健康な人の鼻や喉にも存在する常在菌ですが、免疫力が低下すると重篤な感染症を引き起こします。
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● 肺炎球菌ワクチンとは |
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肺炎球菌による感染症を予防するためのワクチンで、特に高齢者や免疫力の低下した人に推奨されています。
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● ワクチンの種類 |
| 名称 |
対象 |
特徴 |
| 23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)
(ニューモバックスNPR) |
主に65歳以上の高齢者 |
23種類の肺炎球菌に対応。5年程度で免疫が低下する。定期接種対象。 |
| 13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)
(プレベナー13) |
小児(定期接種)および高齢者・リスクのある成人 |
免疫誘導力が高く、免疫記憶を作る。主に高リスク成人に任意接種。
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● 接種のメリット |
- 肺炎球菌による肺炎・髄膜炎などの重症化を予防
- 入院・死亡リスクの低下
- 高齢者や持病を持つ人には特に効果的
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● 接種の推奨対象 |
| 対象者 |
理由 |
| 65歳以上の高齢者 |
免疫力低下により肺炎リスクが高いため |
| 慢性疾患(心疾患・糖尿病・COPDなど)を有する人 |
重症化しやすいため |
| 脾臓摘出後の人、免疫抑制中の人 |
細菌感染リスクが非常に高いため |
| 小児(PCV13) |
定期予防接種対象。重症化防止のため |
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● 接種スケジュールの例 |
高齢者で未接種の場合:
1.PCV13を1回接種
2.1年後以降にPPSV23を1回接種
※5年以上の間隔でPPSV23の再接種が
検討される場合があります(医師と相談)。
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● まとめ |
- 肺炎球菌は肺炎や髄膜炎など重篤な感染症の原因になる。
- 高齢者や慢性疾患のある方は肺炎球菌ワクチンで予防が可能。
- 定期接種(PPSV23)と任意接種(PCV13)を適切に組み合わせるとより効果的。
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