35. 学習障害 |
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**学習障害(LD)**とは、知的発達には大きな遅れがないにもかかわらず、「聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する」といった特定の学習能力に著しい困難を示す発達障害の一種です。
学習障害は「努力不足」ではなく、脳の働き方の違いによる生まれつきの特性です。
早期の理解と適切な支援により、多くの人が社会で力を発揮できます。
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| 分類 |
特徴例 |
学校での影響 |
| 読字障害(ディスレクシア) |
文字の読み間違い、読み飛ばし、読むのが遅い |
音読・読解問題が苦手 |
| 書字表出障害(ディスグラフィア) |
文字がうまく書けない、書き間違いが多い |
漢字の書き取り、作文が苦手 |
| 算数障害(ディスカリキュリア) |
数字や計算の概念理解が困難、繰り上がり・繰り下がりが苦手 |
算数の筆算や文章題が難しい |
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※これらは重複して見られることが多いです。
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- 中枢神経系(脳)の働きの偏りや発達の違いとされています。
- 明確な原因は不明で、遺伝的要因や周産期の影響が関係していることもあります。
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診断には以下のような評価が行われます:
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- 知能検査(例:WISC-Wなど)
- 学習到達度検査(読み書き計算など)
- 教師や保護者からの観察・報告
- 医師(小児神経科・児童精神科)の診断
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教育的支援:
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- 合理的配慮:例)試験時間の延長、読み上げのサポート
- 特別支援教育:通級指導教室や特別支援学級での支援
- ICT(読み上げソフト、音声入力)の活用
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家庭での支援:
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- 苦手なことを責めずに得意な分野を伸ばす
- 成功体験を積ませて自信を持たせる
- 日々の学習に具体的で短時間の目標を設定する
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学習障害は、**ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)**と併存することがあります。その場合、注意や行動面の配慮も必要になります。
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