高齢化にともなう虚弱状態の分類とその対策
主に高齢化にともなう虚弱状態は、ロコモティブシンドローム(以下「ロコモ」)、フレイル、サルコペニアといった用語で表現されます。
ロコモティブシンドロームは「運動器の障害によって移動機能が低下した状態」と定義されており、整形外科の分野でよく用いられます。
フレイルは「虚弱」を意味し、健康と要介護状態の中間にあたる段階で、主に内科の分野で用いられることが多い用語です。
サルコペニアは筋肉量の低下によって生じる状態で、筋力や移動能力の低下によって評価されます。
これらの状態は互いに関連しており、糖尿病や認知症などの内科的疾患がロコモの進行を助長することもあります。
日々の診療の中で、高齢者がロコモを原因として転倒・骨折し、要介護状態へと移行していく場面をしばしば目にします。
こうした現実を踏まえると、単に薬物療法や口頭での生活指導だけでなく、リハビリテーションを通じて痛みの軽減や運動機能の改善を図ることが重要であり、ロコモ予防を目的としたリハビリの強化が強く求められていると感じます。
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